
「確定申告を自分でやる?税理士に頼む?」
今回は先に結論を言うと、筆者のおすすめは初心者であれば「1度は自分でやってみる!」です。
フリーランスたるもの効率も大切。しなくて良い努力はしない方がいいと思います。
しかし、自分で事業を運営するのであれば他人にまるっと任せっぱなしというよりは、少しぐらい知識があるほうが理想的ですよね。
そこで今回はこれを読んでいるあなたの経理のヒントになるよう、確定申告を自分で行う場合と税理士に依頼する場合で、それぞれのメリット&デメリット、おすすめソフト&サービスをまとめました。
この記事を読んで、今のあなたに合う経理の形を見つけてみてください。
筆者は税務の専門家ではないため、この記事は私見となっています。そのため、仕訳解説などはしておりません。
確定申告とは?
確定申告とは、1年間の所得を計算して、税務署に報告する手続きです。
自分がどれだけお金を稼いだか、どれだけ経費を使ったかを記録して、納めるべき税金を計算します。
また、確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類があります。それぞれに特徴があるので、自分に合った方法を選びましょう。
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自分で確定申告をする場合のメリット&デメリット
メリット
事業の財務状況が細かく分かるから、方針や戦略が練りやすい
自分で確定申告をすることで、収支がどうなっているか、どんな経費がかかっているか、日々の売上・経費・利益から自然と把握できるようになります。数字を自分の目で追うことで、「どこにお金を使いすぎているか」「今後どう改善するべきか」が見えやすくなり、事業の方向性や経営戦略づくりにも役立ちます。
自分の簿記の知識量が増える、忍耐力や調べる力が付く
確定申告を自分でやることで、自然に簿記の基本や税法に関する知識が身につきます。最初は時間がかかりますが、やり終えた後には大きな自信がつきます。
費用が抑えられる
税理士費用が不要なため、節約しつつ申告を済ませられます。開業したばかりだと、経費を節約したい人も多いですよね。会計ソフトなどを使用すると費用はかかりますが、税理士に頼むよりはリーズナブルに作業が進められます。
デメリット
時間がかかる
最初は何から始めたらいいかもわからないし、どうしても時間がかかります。確定申告の時期は他の仕事との兼ね合いも大変です。
間違えた場合のリスク
税金の申告内容を誤ると、追加で税金を請求されたり、逆に本来払わなくて良い税金を多く支払ってしまったりすることもあります。
すべてを自分でやる分、ミスのリスクは避けられないという点は理解しておく必要があります。
おすすめのソフト
自分で確定申告をするなら、クラウド会計ソフトの活用はほぼ必須です。
以下は初心者でも扱いやすく、サポートも充実しています。
freee会計
- スマホ対応が強く、領収書の撮影だけで自動仕訳
- 質問に答えるだけで申告書が完成
- とにかく操作が簡単なので初心者向け
マネーフォワード クラウド
- 銀行やクレカとの連携が強力
- 経費や売上の自動取り込みがスムーズ
- 複数事業がある人にもおすすめ
会計ソフトを使うことで、手入力の手間やミスもが減り、作業時間も短縮できます。
税理士に確定申告を依頼する場合のメリット・デメリット
メリット
時間を節約できる
確定申告の準備や書類作成を全て任せられるので、他の業務に集中できます。税理士に頼んで自分の時間を確保するのは収入を上げるうえでも、大きなメリットです。
専門家による正確な申告
税理士は税務の専門家なので、複雑な経費の計上や税法に詳しいです。ミスや漏れを防ぎ、最適な確定申告をしてくれます。
面倒な手続きも任せられる
申告書の提出や税務署とのやり取りも代行してくれるので、手間が省けます。
「いついつまでにやらなきゃ!」という精神的な負担が大きく減るため、安心して事業に集中できます。
デメリット
費用がかかる
税理士に依頼するには、当然費用が発生します。税理士報酬は年に数万円〜十数万円ほどかかります。特に確定申告だけの依頼でも、それなりの費用が発生するため、コスト面がネックになる人も多いです。
自分の経理状況が不明瞭
自分で帳簿や経理を見直すことがないため、経営の状態が曖昧なまま進んでしまうこともあります。経営判断がしづらくなるデメリットにもつながります。
おすすめのサービス
税理士ドットコム
- 全国の税理士から自分に合った人を選べる
- 料金や得意分野が比較しやすい
- 初めて依頼する人でも安心
税理士紹介エージェント
- 相性の合う税理士とマッチングできる
- 専任のエージェントが紹介してくれるので安心
- 予算に合わせた税理士選びができる
他にもクラウドソーシングや加入団体の福利厚生で税理士を紹介してくれるサービスもあるので、是非利用してみてください。
本日の結論(まとめ)
「とにかく、毎週もしくは毎月帳簿付けしよう」
税理士に頼んでも帳簿付けが必要な場合もありますし、1度だけ自分でやるにしても、帳簿付けの知識をつけておいて損はありません。
どちらにせよ、一度帳簿というものに触れてみても良いでしょう。
筆者のおすすめは初心者であれば「1度は自分でやってみる!」です。
確定申告を自分でやることで、税金の仕組みや経費の計上方法などが理解でき、今後のフリーランス生活に大きな役立ちます。初めは大変ですが、学びも多いですよ。