
「受注につながる見積もりの作り方は?」
以前の記事で受注につながるテキスト営業のコツを紹介しましたが、今回はその次のステップである見積もり作成のコツを紹介します。
クライアントがフリーランスに依頼する際によく行う“相見積もり”。
もちろん「あなたに依頼したい!」と一本で来てくれたら、嬉しいですが、現実はなかなか、そうはいきませんよね。
そこで、この記事では相見積もりでもしっかりクライアントの心を掴む見積もりの作り方を解説します。
あくまで筆者の経験上での解説となります。受注を保証するものではありませんのでご了承の上、お読みください。
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- 見積もりの基本項目は?
- フリーランスが見積もり作成で注意すべきポイント
- 金額や納期などの“条件”だけが失注の理由ではない!
- 相見積もりに勝つためには“対寧な対応”がカギ!
- 見積もりはどうやって作成・発行するの?~おすすめツール~
- 本日の結論(まとめ)
見積もりの基本項目は?
見積もりには、最低限押さえるべき基本の項目があります。この部分を丁寧に書けていないだけで不信感を抱かれることもあるため、しっかり確認していきましょう。
受注内容
見積もりで最も重要なのが、「何を依頼されているのか」を明確に記載することです。
フリーランス初心者の人が陥りがちなのが、クライアントと軽く認識を合わせたつもりでも、実は抜け漏れがあったというケースです。特に文章作成・デザイン・動画編集などのクリエイティブ業務では、作業範囲が曖昧になりやすいため、できる限り具体的に記載しましょう。
内容の具体例:
- 企画構成の有無
- 初稿の文字数目安
- 修正回数
- 参考資料の支給の有無
- 納品形式(Google ドキュメント、Word、PDF など)
ここが曖昧だと「思っていたのと違う」とトラブルになりやすい項目です。筆者は必ず、クライアントとの認識をズレなく保つために詳細まで記載するようにしています。
納期
納期はクライアントが最も気にするポイントのひとつです。
ただ日付を書くだけではなく、以下のように「進行の透明性」を高める説明を添えると、信頼感が大きく向上します。
- どのような流れで制作を進めるのか
- 初稿提出はいつなのか
- 修正期間はどれくらい想定しているのか
納期を明確にして守るというのはフリーランスとして常識。逆に、曖昧さが残ると不安につながります。
金額
金額は「根拠の説明」がとても重要です。
フリーランス初心者の場合、ただ金額を提示するだけだと「なぜこの金額?」という疑問が生まれやすく、特に相見積もりでは不利になりがちです。
以下のような説明を添えると、納得感が生まれます。
- 作業時間の想定
- スキルや専門性
- 修正料金を含むのか否か
- リサーチ料の有無
- その他(納品形式・著作権の扱い・支払い条件)
その他
案件によっては、以下の項目も入れるとより丁寧です。
- 著作権の譲渡有無(二次利用可否)
- 支払い条件(月末締め翌月末払いなど)
- キャンセルポリシー(着手後の取り消し可否)
これらを明記しておくことでトラブルを防ぎ、クライアントにも安心を提供できます。
フリーランスが見積もり作成で注意すべきポイント
次に紹介するのは、基本的な注意点です。最低限これは注意しなければならないことをまとめました。大まかに2つなので、頭の片隅に置いておきましょう。
条件がクライアントの希望と大きくずれていないか
よくありがちなのが、クライアントの予算感や希望を知らないまま見積もってしまうという失敗です。例えば、クライアントは「とにかく短納期希望」なのに、通常納期で設定してしまうと、そこで選ばれなくなってしまいます。
見積もりを作成する前に必ずヒアリングを行い、希望条件とのズレを最小限にしましょう。
内容に誤字脱字や漏れはないか
見積もりは、その人の仕事の丁寧さが如実に表れる部分です。
誤字脱字があるだけで「この人に大事な仕事を任せて大丈夫かな?」と不安を持たれてしまいます。提出前に必ずチェックし、数字の誤記や表記揺れにも気を付けましょう。
金額や納期などの“条件”だけが失注の理由ではない!
クライアントからの受注において、細かい部分まで相手に伝え、信頼を得ることは想像以上に大切です。クライアントはあなたの“人”としての部分も見ていますし、見積もりに対して“納得感”がなければ受注しません。
先にも触れている通り、金額であれば「どうしてこの金額になったのか」、納期であれば「どういう進め方でその納期設定になるのか」など誠実に伝えましょう。
クライアントが想定していた予算より若干オーバーしていても納得感が生まれ、また「この人なら安心して任せられる!」と受注につながる可能性があります。
もちろん大幅に互いの条件が合わない場合は難しいですし、実際に金額のみで決めるクライアントもいますが、“条件”だけを提示する見積もりはとてももったいないと言えます。
相見積もりに勝つためには“対寧な対応”がカギ!
見積もりを出すまでには、必ずクライアントとのコミュニケーションが発生するはずです。先にも触れた通り、クライアントはコミュニケーションでの印象も含めて発注を検討しています。
事前の聞き取りを怠らない(何を求めているかを見極める)
クライアントへのヒアリングは、単に情報収集のためではありません。
クライアントに「この人は理解しようとしてくれている」と感じてもらうことが重要です。
筆者自身、丁寧なヒアリングを行った案件は、高確率で受注につながっています。逆にヒアリングをしないと、見積もりの説得力が弱くなり、相見積もりで不利になります。
返信の早さや丁寧さを意識する
返信が遅かったり、簡易すぎたりすると、「この人で大丈夫かな」と思われがちです。
特に初回のやり取りは印象がすべて。無理なスピード対応は不要ですが、24時間以内を目安に返信するだけで信頼度は大きく変わります。
見積もりはどうやって作成・発行するの?~おすすめツール~
Misoca(ミソカ)
Misoca はフリーランスの間では非常に人気の高いサービスです。操作がシンプルで迷わず使えるデザインになっており、初めての人でも直感的に見積書や請求書などを作成できます。見積書 → 納品書 → 請求書まで一連の流れをワンクリックで作成できるため、事務作業の手間が大幅に軽減されます。
クラウド上で管理できるため、「過去に出した見積もりを探せない」「請求書の金額と一致しているか不安」という初心者がつまずきやすい部分もスムーズに管理できます。また郵送サービスもあり、紙で提出したい場合でも便利です。
弥生が提供しているサービスなので弥生の会計ソフトと相性が良いでしょう。
freee会計
freee会計は、見積もり作成だけでなく経理全般を効率化したいフリーランスにおすすめです。見積書・請求書の作成から会計帳簿への自動反映まで一気通貫で行えるため、管理の手間が格段に減ります。
特に、銀行口座やクレカ明細との連携、経費の自動仕分け、確定申告書の作成補助など、独立したてで経理に慣れていない方には心強い機能が揃っています。
本日の結論(まとめ)
「意外と見積もり前のコミュニケーションが重要!寄り添いの見積もりで受注を勝ち取ろう!」
見積もりは、単に金額や納期を伝えるための書類ではありません。
クライアントに「この人なら信頼できる」と感じてもらうための大切なコミュニケーションツールです。丁寧なヒアリングを行い、相手の不安を解消する説明を添え、誠実な姿勢で見積もりを作成すれば、相見積もりでも選ばれる確率は確実に高まります。
フリーランス初心者こそ、見積もりを“ただの事務作業”と思わず、ぜひ「自分の価値を伝えるチャンス」と捉えてみてください。受注につながるもつながらないも、書き方次第です。