
「理不尽な修正依頼が多い!どうしたら良い?」
ライターやデザイナーなど、制作物を納品する形で仕事をするフリーランスの人は“修正”の2文字に悩まされた経験が一度はあるのではないでしょうか。
提出して、そのままOK!になれば一安心ですが、筆者はライターなので少なくとも3回くらいの修正を見越して仕事をしています。
もちろんこちらのミスやより品質を高めるための修正であれば、対応するのは当然です。
しかし、なかにはクライアントのミスや共有漏れによる、度重なる修正に疲弊する例もありますよね。
そんな時、あなたはどうしますか?
そのまま修正を受け続けますか?それとも断りますか?
そこで今回は、筆者の経験をもとに、理不尽な修正の対処法と未然に防ぐポイントを紹介します。
“修正”に関するこんなお悩みありませんか?
- クライアントが企画そのものを変えてしまって全部やり直しになった
- 事前に知らされていない内容の追加を要求されて、大幅な修正が発生した
通常、上記のような場合はクライアントの方から追加料金の打診や修正の範囲かの確認がありますが、まれに“修正の範囲”として当然のように要求してくるクライアントがいます。
依頼を受けている立場ゆえ、「断ったら評価が下がるのではないか」「今後の仕事に影響するのではないか」と不安になり、断れなかったという経験がある人もいるでしょう。
筆者も初心者のころ、そのような経験をしましたが、フリーランスとして活動してきた8年間で理不尽な修正依頼への対処法を少しずつ身に付けました。
理不尽な修正の対処法
基本的には筆者は、以下のような対応をします。
- きっぱり断る
- 追加料金で対応する
- “代替案”を提案する
きっぱり断る
もっともシンプルで効果的なのは「修正できないものはできない」と伝えることです。
特に、当初の契約内容や依頼範囲を大幅に超える場合は、毅然と対応しなければなりません。
ただし、強い言葉で突っぱねるのではなく、あくまで「冷静かつ丁寧に」伝えることが重要です。
例えば、以下のように言い換えると角が立ちません。
「こちらの契約内容の範囲を超える修正となりますため、追加での対応が難しい状況です。」
このように、あくまで契約に沿って対応しているという姿勢を示せば、個人的な感情ではなく、業務ルールとして対応していると理解してもらいやすくなります。
追加料金で対応する
もうひとつの方法は「追加料金が発生する」ことを伝えたうえで対応することです。
実際、クライアント側もお金を払えば対応してもらえると理解していれば、無理な修正依頼は減ります。
筆者がよく使う表現は以下の通りです。
「今回の修正内容は当初の範囲を超えておりますので、〇〇円にて追加対応が可能です。ご検討いただけますでしょうか。」
重要なのは「追加料金がかかる=相手を拒否しているわけではない」ということを伝える点です。
柔らかい言い回しを使えば、相手との関係性を損なうことなく、自分の労力を守ることができます。
“代替案”を提案する
断るか追加料金を提示する以外にも、代替案を提示するのも効果的です。
以下のような工夫もおすすめです。
- 一部だけ対応する(全部ではなく要望のうち優先度の高い部分だけ直す)
- クライアント側で対応できる方法を伝える
こうすることで「完全に断られた」と思わせず、クライアントに選択肢を与えられます。
結果的にトラブルを避けやすくなり、信頼を保ちながら仕事を進めることができます。
クラウドソーシングサイトだと低評価が付く恐れも……
特にクラウドソーシングサイトを利用している場合、修正依頼を断ったり追加料金を求めたりすると「低評価を付けられるのでは」と不安になる人も多いでしょう。
そこで、前項を実施するうえで重要なのは、相手の事情や気持ちにもしっかり寄り添うことです。
一方的にこちらの都合を押しつけるのではなく、相手の要望を受け止めたうえで、できる範囲・できない範囲を説明すれば、評価を大きく下げられるリスクは減らせます。
ちなみにメールの文例は以下のようになります。
〇〇様
いつもお世話になっております。ご依頼いただいた修正について確認いたしました。
今回の修正内容は当初のご依頼範囲を大きく超えるものでございますため、現行の契約内では対応が難しい状況です。
そのため、以下の2つの対応方法をご提案させていただきます。
・追加料金(〇〇円)をいただいたうえで修正に対応する
・今回は現状のまま納品し、次回以降の案件でご要望を反映する
ご希望に沿った形で進行できればと思っておりますので、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
このように「相手の要望を理解した上で、選択肢を提示する」形で伝えれば、相手の心象を損なわずに済みます。
理不尽な修正を防ぐためには?
理不尽な修正依頼に出会ったとき、対応できないまたは追加料金が発生する旨を相手に理解してもらうため、そしてフリーランス自身を守るためにも以下を事前に行っておきましょう。
- 契約時の見積りにできる限り詳細に作業範囲を記載する
- 修正の範囲と回数を明確にする
- クライアントが過去に修正トラブルを起こしていないか口コミを調べる
- 連絡手段や納品フローを事前に確認する
契約時の見積りにできる限り詳細に作業範囲を記載する
例えばライターの場合「記事作成:1本〇〇円」などざっくりした見積りのみだと、後から何でも修正の範囲に含まれてしまいます。作業範囲(文字数など)・修正回数・納期・追加修正の料金など、細かく明記することが大切です。
↓こちらの記事もCheck!
修正の範囲と回数を明確にする
筆者は「修正は3回まで対応可能」と契約書や見積りに必ず記載しています。
これを明示しておくだけで「何度でも修正可能」と誤解されるリスクを大きく減らせます。
クライアントが過去に修正トラブルを起こしていないか口コミを調べる
クラウドソーシングサイトには評価欄があります。
そこに「修正が多すぎて大変だった」などのコメントがあるクライアントは、要注意です。
契約前に必ず確認して、トラブルを未然に防ぎましょう。
連絡手段や納品フローを事前に確認する
「依頼内容は詳しく資料にまとめてもらう」「修正依頼は必ずテキストでまとめてもらう」「一度にまとめて依頼してもらう」など、ルールを決めておくことも有効です。
口頭や断片的な依頼だと誤解が生まれやすく、結果として修正回数が増えてしまいます。
本日の結論(まとめ)
「理不尽な修正依頼には毅然とした対応をするべし!」
修正依頼はフリーランスにとって避けられないものですが、過剰に受け入れてしまうと自分の時間も収入も削られてしまいます。
大切なのは契約時に防ぐ工夫と理不尽な修正には毅然と対応する姿勢です。
理不尽な修正を要求してくるクライアントの対応は体力と気力を使います。
しかし、そこで泣き寝入りしてしまうと、あなたのフリーランス人生はどんどん苦しくなってしまいます。
自分の価値を守るために、丁寧かつ誠実に、そして毅然とした態度で対応しましょう。
そうすることで、長期的に見れば「良いクライアント」とだけ付き合えるようになり、フリーランスとしての仕事も格段にやりやすくなります。
しっかり自分を守って、次の良いご縁につなげいきたいですね。